
私は憧れのギブソンヴィンテージギターを所有することになったのです。
初めて私の手元に届いた時には、年季の入った雰囲気を醸し出していました。
一体どれくらい弾かれて来たのだろう?一体どれくらいの人がこのギターを所有していたのだろう?
またどんな想いが込められてきたのだろう?そういう風に思ったのが第一印象でした。
そして肝心の音を出してみることにしました。
私の家はごく普通の賃貸で、6畳ほどの部屋にマーシャルのチューブアンプと、ハイワットのトランジスタアンプを置いています。
工業地帯と幹線道路に隣接しているので、元から騒音も大きい方なので多少音量を上げてもクレームが来ません。
なので少し大きな音量で試してみました。するとハイパワーなピックアップのギターに慣れているせいか、音量が小さく思えました。
しかしアンプのボリュームを上げて、ブースターをオンにするととんでもない音がそこから発せられました。
どう表現していいのか分かりませんが、とにかく今までに弾いたことのない音です。
特にギブソンのヒスコレやフジゲン製を含む、これまでのSGの試奏では得られなかったような未知の音でした。
これぞロック!といった音です。私は正直その音の重みに圧倒されてしまいました。
何と言うかネットの書き込みにもあったじゃじゃ馬です。
しかしその表現ですら現行品に対して言っている言葉ですが、でもこの表現がぴったりです。
前の所有者と連絡することが出来たのですが、彼が言われていたのは音が立体的に聞こえると称賛されていたみたいです。
現行品や量産品のギターも私は大好きですが、ヴィンテージにもこんなに素晴らしい魅力があったのだと思い知らされました。世界中のコレクターが躍起になっているのも正直うなずけてしまいます。